サンマ Boot Camp

 4人打ち麻雀を打っている者に云わせると「ツキだけの勝負で面白くない」ってことですが、とんでもないことです!

サンマこそ奥の深い麻雀です!

 4人打ちでは、(あがる確率が低いので)満貫をあがれば後はベタ死にをしていたらTopを取れることもよくありますが、サンマでは絶対に有りません!
4枚の牌を3人でツモるという、俗に言う「対子場」で、偏りが激しいゲームだからです。

 4人打ちの強い人ほどサンマは弱い!貴方が長麻雀でいつも負けているならサンマをお薦めします。恐らく「俺ってこんなに麻雀が強かったのか〜?」って思うでしょう。
それは、手に溺れ何でもテンパッたらリーチをするからです。手変わりなんて考えないからです。

必勝打法の根拠

サンマの配牌とツモの傾向シミュレーション これで研究しましょう!

☆4対子あれば七対子を主流に手作りをしろ!
最終受けの勝手な構想を立てて、両面待ちにしようと思うからチートイツを逃してしまう。
4枚の牌を3人でツモるんだから、対子、暗刻になりやすく両面待ちでも待ちが1〜2枚しか残ってないことは常にある。

☆絶対に「上手に見られたい」と思わないこと!
負ける者ほど上手に見られたがる。「これアタリやろ?これで死んだ」とかの講釈をたれる。それで放銃すれば1300点の支払いで済むのに、打たないから親に9000点通しをつもられてしまう。
☆自分だけがあがろうと思わないこと!
子のロン牌を止めてしまうので親に連荘されてしまう。放銃してでも親を落さなければダメです。
☆字牌から切れ!
子に鳴かせて親を蹴る。親に鳴かせてあがりを小さくさせる。裏ドラを取られないようにする。
☆リーチに字牌、一萬,九萬を怖がるな!手作りで字牌、一萬,九萬を大事にするな!
上記の牌は同じ牌しか使えない。1ピンでも「1ピン」「2ピン」「3ピン」が来れば使える。
☆鳴いている相手には,危ない牌から切れ!
一手遅れで相手がテンパイになって放銃になってしまう。他人より先に鳴かせたほうが良い。
鳴いてる者が親なら絞り殺す。(4面子だから、2つ鳴かせれば1面子ぐらいは出来てるだろうからテンパイになるので)

☆あがった後は極力ツモ切り!
あがった後は、配牌のまま打てばほぼあがれるし、放銃しても放銃する方が(点数的に)得になるから。
☆手作りをするな!
満貫(8000点=800円)、ハネマン(12000点=1200円)なんて小さな手。リーチ裏ドラ1で3000点+500円=800円、つもれば4000点+500円x2人=1400円。ホンイツは糞手、チンイツもしれてる。
☆待ちが一枚でもあればテンパイ即リーチ!
リーチは一翻上げる為ではなく「殺し」と「裏ドラ取り」の為です。リーチがかかったとき、危険牌が四枚あれば殆どが死にます(回ります)。2枚になれば、大きな手なら突っ込んでこられます。一枚でも危険牌が多いうちにリーチをかけることに意義があるんです。待ちを良くするより重要なポイントです!
☆南場なら、子に放銃して親を流せ!(テンパイ連荘でもさせるな!)
連荘させればTopまで行く可能性がある。
☆(あがっている時に)門前で打てば、自分の手だけを考えていれば放銃することは少ない!
鳴くから腐れ山のロン牌を引く。例え放銃したとしても、その時点で打った方が良い(安い)から打つようになっている。
☆親の点棒が少なく、もう一人がバカ浮きなら、親に連荘させて削らせろ!!
親に削らせなければ、その者に簡単にTopをさせるようなものだから。
☆目に見えている牌だけで、自分の待ちの良し悪しを考えるな!
残り牌は見えない!自分のツキの状態で読むしか無い!

打ち方


あがれば「ツキの目」になり、放銃すれば「悪目」と考えて、「ツキの目」はどこなのかを考えて打つ。手を考える必要は全く無し!

正しくはそう簡単ではないんですが。親にハネマンつもられるところを子にマンガン放銃したとすると「最悪目」は親になり、打った子は「小目」になり、あがった子は「大目」になります。

(1)何が何でも門前で打つ。
アガリの目を逃さない
(2)手作り(役作り)をしないで最短コースを進む。
(最終待ちが悪くなっても良いので)
(3)待ちが1枚でも有れば、テンパイ即リーチ。
殺しが目的。
(4)他者(子)のリーチは無視して、自分の手だけを考えて突っ込む。
(一度放銃するまで)
(5)一度、放銃したらベタ死にをする。
放銃の目は続く場合が多いので
(6)放銃したあとは、1鳴きをする。
放銃の目から逃れ、ツキの目をついている所からずらす
(7)放銃した後のテンパイは、即リーチをかけないで待ちを変えてからリーチする。
放銃牌を使うとか引いてくる放銃牌をアガリ牌に使うため
(8)1度あがれば、又(1)に戻る。
アガリの目を掴んだからです。

下手ほどツキを最大限に利用するので大勝できるのです。先の展開を考えるからヤミテンにして他人に好きに手作りさせてしまうんです。リーチは1翻上げる為ではなく「殺し」と「裏ドラ取り」の目的でかけるんです。
他人に危険牌が1枚でも多くあるうちに。

自分があがった後で1鳴きするのは負ける見本のような麻雀です。
サンマでは、機械が自動的にあがった者の為に積み込みをしてくれるんです。
W東を鳴いた為に、カン6ピンが逃げて4ソーが逃げてしまうんです。
鳴かなければ、リーチ即ツモで裏ドラが東なんです。
これがサンマの流れです。

フリーでは、チョットでも勝ったら帰る者が居る。
そんな者は、負けたら元が恋しくてズルズル打ち続ける。
ということは、(他の者に勝たせても)そんな者に絶対に勝たせないように打つ必要がある。
食い逃げ野朗の殺し打法


手変わりで損する例。



でヤミテンにしてる。そのうちにツモッてしまう。又はを引いて待ちでリーチをかけて他のカンに放銃するとか、結局、引くのはであり、裏ドラがの場合が多い。
つまり、ツイている時は「テンパイ型を変えてはいけない」のです。


待ちで、河にと切れていたらリーチを掛けられない。

あがった後でこのリーチを掛けられず、を引いて待ちにして、追いかけリーチに(本来ならツモあがりの)で放銃してしまう。目に見えてる牌だけで判断し、ここからズルズルに負ける典型例!



あがった後でこの配牌でを切る人は負けます!切りだしはです。は必ず来ます!

これを見て「たまたまの結果論で、数打てば必ず負ける麻雀だ!」って思う人は長麻雀で遊んでおられることをお薦めします。
サンマはそんなヘヌルイものではありません!バクチです!
だからサンマの表プロは居ないのではないでしょうか?
スカタンで回ってドボンまで行った牌譜を見られたら恥ずかしいし、突っ込んで放銃すれば笑われるから?

サンマの牌の総数は112枚。

王牌に6枚死ぬ(14枚残しではなくドラ表示の横までツモるので)
各人の手牌に39枚(13x3)
計45枚はツモることが出来ない。
山に在る残り牌数
配牌が終わった時点での残り山の牌数は67枚。
1順毎に3枚づつ減る。
8順目に両面待ちでリーチを掛けたとしても、山に残っているのは3.3枚。
(3面張で3枚切れていたら両面待ちと同じなのに「3面張という言葉で勘違いをする者が多い)
河に2枚切れていたら2.5枚しか残っていない。
カンチャンでリーチを掛けたとして1.6枚。
残り山43枚の中に2.5枚でも1.6枚でも同じようなもの。
「どっちが前にあるか?」だけの勝負でしかない。
目になっている者の必要牌は前にあり、そうでない者の牌は奥にある。
ツイてない者の山筋には、ツイている者の必要牌があり放銃する。
だからテン即リーが有効だし、鳴き、ヤミテン、ベタ死にが必要になる。

しかし、(ツイてない者が)子のリーチにベタ死にをしてしまった場合、その山筋に和了牌の2〜3枚があるんだから、 それを止めてしまったら親があがることになって連荘させてしまう。
だが、その2〜3枚しか無い和了牌を放銃したら、そのあがった者がツき、自分がツキを逃す危険性はある。 そして、あがってツイて親になるんだから怖い。
この兼ね合いが難しいのがサンマの最大の難関である。

配牌での向聴数(ラスカルさんの計算をお借りしました)

[13枚(子)の場合]
向聴 パターン数 総組合せ数 確率 備考
聴牌形 17864220 4248510347840 1/4847 子の配牌聴牌確率
一向聴 552121421 243214955934944 1.2% 
二向聴 2703243800 2732462104034240 13.3% 
三向聴 3178038880 8169994696659840 39.7% 
四向聴 1091914759 7581335897696256 36.8% 
五向聴 89698182 1820816976642048 8.8% 
六向聴 609228 40884598996992 1/504 

[14枚(親)の場合]
向聴パターン数総組合せ数確率備考
和了形354438313218873976481/105711天和の確率
聴牌形3245120392292043020230241/610ダブル立直確率
一向聴386180114556668363240351204.1% 
二向聴95139540503508929112710144025.1% 
三向聴62807193126128909270787379243.9% 
四向聴12744818203357052804767744024.0% 
五向聴5108637038786458189824002.8% 
六向聴48456130073084559361/10743 
合計21310147575139737927523546800100%総組合せ数=10814
※平均向聴数=413466081838216752÷139736605636149152=約2.959
※確率欄の値は概数です。
これを見ても分かるように、配牌で3向聴が普通。
目になれば3〜4順で聴牌するのも当然。
しかし、ツキを逃せば、両面でも配牌が終わった時点で4.8枚しか無い牌だから入らない。
ペンチャンなら2.4枚しか無い。
それが3〜4個入らなければならないんだから聴牌にならないのも当然。
聴牌になっても和了牌は無かったり、山の奥のほうにあるんだからあがれない。
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